退職祝いに花束やプレゼントを贈る際に気になるのが予算や金額。
ご家族やお世話になった方に、思い出に残るギフトを贈ろうと考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、退職祝いの予算や金額相場をご紹介すると共に、おすすめギフトなどもご紹介しますのでぜひチェックしてみてください。
【関係性別】退職祝いの金額の相場表
「退職祝いの予算って実際どれくらい必要なんだろう」と悩む人も多いでしょう。
あまり金額が少なすぎると失礼にあたるし、逆に高額なギフトを贈ってしまうとお返しに困ってしまい相手に負担をかけてしまう場合もあります。
そういったことにならないためにも、退職祝いの相場は抑えておくのがオススメ!
退職者との関係性 | 贈り物の相場 |
---|---|
親族への退職祝い | |
パートナー(旦那さん・奥さん) | 5,000〜30,000円 |
両親(父親・母親) | 5,000〜30,000円 |
パートナーの親 | 10,000〜30,000円 |
会社・職場の方への餞別 | |
先輩や上司(20〜30代) | 3,000〜10,000円 |
先輩や上司(40代〜) | 5,000〜20,000円 |
転職する同僚や友人・知人 | 3,000〜5,000円 |
その他(寿退社の場合) | 5,000〜6,000円 |
親族への退職祝い
旦那さんや父親・母親への退職祝い
ご主人や奥さん、お父さんやお母さんなど、いつもそばにいる大切なご家族へは5,000〜30,000円のものを贈ることが多いようです。
「これまで家族のために一生懸命に働いてくれてありがとう」という言葉と共に、お手紙や贈り物をすることで感謝を伝えることができます。
旅行やグルメカタログのような形ではなく思い出に残る贈り物や、仲良しご夫婦の場合はセットのマグカップやお箸などを贈るのもいいでしょう。
定年後はリラックスしてほしいという想いから高級パジャマやリラックスグッズを贈るのも良いですし、ゴルフや音楽鑑賞など趣味があるなら関連グッズをプレゼントするのもオススメです!
パートナーの親への退職祝い
両親やパートナーの両親へのお祝いは10,000〜30,000円が相場で、花束とギフト、ギフトと食事会、もしくはギフトだけをお渡しする場合があるようです。
特に食事会は顔を合わせて交流でき、直接ねぎらいの言葉をかけられるため好まれているようです。その出来事が思い出として残るのもいいですよね。
しかし、頻繁に顔を合わせられる距離や間柄ではない場合、それも難しいでしょう。そういった場合はやはりギフトを贈るのが良いでしょう。
お酒が好きな方でしたらお酒や酒器セットなどの贈り物がオススメですが、あまり好みがわからないということであれば食べ物や体験型のギフトカタログを贈るのが無難でしょう。
会社・職場の方への餞別
お世話になった先輩や上司への退職祝い
部署や課など、会社の人たちと一緒に退職祝いを贈る場合は、1人あたりの予算を500〜1,000円前後に設定し、5,000〜20,000円前後を目安に贈り物をします。
多くの場合は花束と送別会になることが多いようですが、花束を贈らない場合は
20〜30代の先輩や上司へは3,000〜10,000円、40代以降の方には5,000〜20,000円のお祝いを渡すのが一般的なようです。
ただし、寿退社の場合は、個人なら3,000〜10,000円、連名なら5,000〜30,000円で選ぶとよいでしょう。
転職する同僚や友人・知人への餞別
3,000〜5,000円程度の餞別を渡すのが一般的なようです。
仲が良かったなら個人の趣味などもある程度は理解しているはず。
思いやりの伝わるプレゼントをしましょう。
ステップアップのための転職には新天地で使用できるビジネスグッズなどがおすすめです。
退職祝いに贈るギフトは退職理由で選ぶ
退職と言ってもその理由はさまざま。定年退職やステップアップのための転職、結婚や出産のための退職、体調不良など個人の事情で退職される場合などいろんなケースがあります。
定年退職に贈られる贈り物
定年退職される方にはのんびりできるものや趣味に関するアイテムが最適!
大きすぎない花束や旅行カタログギフト、高級グラスのような自分では買わないものも喜ばれます。
タブーとされるのは今まで職場で使用してきた、ネクタイ・パソコン・文房具・腕時計など。このようなアイテムはビジネスを連想させるため避ける傾向があります。
女性の寿退職・出産退職はおうちで使えるものがおすすめ
キッチングッズやお取り寄せグルメ、便利家電、ペアアイテムなど旦那さんと一緒に使えるものがオススメ!
出産退職の場合はベビー用品を贈るのはタブー。もし贈るのであれば無事生まれてきてからにしましょう。
体調不良など祝い事ではない中途退職
起業・独立など、自己発展のための退職なら”お祝い”で良いのですが、中途退職の場合は祝い事ではないので実は花束や派手な贈り物は好ましくありません。
お渡しするなら、ゆっくり休んでほしいという想いのある癒しグッズや、商品券やギフトカードのような自分で好きな商品を購入できる贈り物がオススメです。
退職祝いの定番といえば寄せ書き
退職理由や、年齢・性別などに左右されない定番の贈り物といえば「寄せ書き」ですが、メッセージがなかなか集まらなかったり、回収に時間がかかってしまったり、幹事さんの手間が増えてしまうことも…。
そこでオススメしたいのが”オンライン寄せ書き”です。
職場の方々から退職者へのメッセージを集め、専用フォームに入力するだけで簡単に寄せ書きが作れるので、幹事さんの手間もかかりません。
データをダウンロードすればいつでも閲覧することができるので形に残らずに思い出が残せます。もちろん、色紙へ印刷されたものを贈ることもできます。
忙しい中でも、簡単に心のこもった寄せ書きを贈ることができるので、近年大注目されているオンラインギフトサービスです。
想いが届く、素敵な寄せ書きをプレゼントと一緒に贈ってみませんか?
退職祝いを用意する時に気になる疑問点
退職祝いとしてふさわしくないものやタブーはあるの?
「櫛(くし)」のように4や9が付く語呂が悪いものや、「ハンカチ」「刃物」のように名前・使い方の連想から縁起が悪いと考えられているものなどはお祝いにはふさわしくないとされているので避けておきましょう。
贈り物の種類 | 避ける理由 |
---|---|
必ず避けたいもの | |
櫛(くし) | 「苦」や「死」を連想させる |
ハンカチ・刃物 | 「切れる」「相手との絶縁」を連想させる ※ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」 |
靴下や靴・スリッパ・敷物 | 「踏みつける」という言葉を連想させる |
できれば避けたいもの | |
日本茶 | 弔事の贈り物としてよく使用される |
下着・肌着 | 生活に困っている人に贈るものとされている |
退職祝いの熨斗(のし)の書き方は?
ギフトにかけるのし紙の水引は紅白蝶結びが基本で、表書きは”御礼”としておくのが無難です。
御餞別・祝定年御退職・御礼・御祝・感謝・謹呈などさまざまなパターンがありますが、退職理由によってはふさわしくない表書きもあるためです。
目上の方に贈る場合は御餞別という表書きは失礼にあたるので、御礼や御祝としておくのがベストでしょう。
また、転職や独立の場合は”御礼”以外に、”おはなむけ”とする場合もあります。ステップアップとなる転職なら、激励の気持ちを込めてこちらを使うのもオススメです。
結婚退職の水引は紅白結びきり、表書きは御結婚御祝や寿とします。
まとめ
退職祝いの金額相場を関係性別にご紹介してきました。
どんなものを贈ろうか悩みがちですが、退職する人のことを想って悩んで決めたものであればきっと喜んでくれるはずです。
ご紹介した関係性別にオススメのギフトも参考にしながら、ぜひ納得のいくものを選んでくださいね!
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