今大人気の「Vtuber」。実はヨセッティが彼女・彼らのファンの「推し活」に活用されているってご存知でしょうか。
今回、Twitter上でヨセッティを使った「推し活」をされていた鶴さん(@tsuruclover_2)にユーザーインタビューをお願いしました。
鶴さんの企画した寄せ書き色紙は無事「推し」に届き、なんと実際の「推し」からお礼のメッセージをもらえたそうです。
どうやってメッセージを集めたのか?贈ったのか?オンライン寄せ書きを使った「推し活」のノウハウ・裏側をたっぷりと伺いました。
推し活にヨセッティを活用した幹事さんにインタビュー
ーはじめまして。さっそくですが鶴さんの「推し」は誰になりますか?
Vtuberグループ”あおぎり高校”の水菜月夏希ちゃんと音霊魂子ちゃんです。
ーオンライン寄せ書きを企画しようと思ったきっかけを教えてください。
デビューからずっと推してきた夏希ちゃんの卒業にあたり、何か思い出に残る物を贈りたいと思ったのがきっかけです。
2020年9月頃、夏希ちゃんから「2021年春をもって配信活動を卒業します」という告知がありました。そんな卒業する夏希ちゃんに何か出来ることはないだろうかと考えを巡らせていたところ、以前別の企画で参加したことのあるヨセッティの存在を思い出し、今回の“あおぎり高校ファンからの寄せ書き”を企画するに至りました。
また、夏希ちゃんに寄せ書きを贈るにあたって、同時にあおぎり高校を卒業する予定であった魂子ちゃんにも寄せ書きを募り、“あおぎり高校卒業生への寄せ書き”という企画に規模を拡大しました。
ー推しのお二人からから何か反応はありましたか?
ヨセッティのお礼メッセージ機能(※)にて、お二方より直接コメントを頂きました。
また、魂子ちゃんはラジオ配信内で寄せ書きについて触れ、コメントしてくれました。ラジオ配信時は仕事中だったのでリアルタイムで聞くことは出来なかったのですが、アーカイブで聞き返してとても嬉しい気持ちになりました。
(※「Webお届け」では寄せ書きの受取人が参加者にむけて「お礼メッセージ機能」を利用することができます。)
ーそれは嬉しいですね!寄せ書きを募集するにあたって工夫した点や注意した点を教えていただけますか?
サプライズ企画として裏で人を集める案も考えたのですが、一人でも多くのあおぎり高校ファンに参加していただく方が大切だと思い、夏希ちゃん・魂子ちゃんにバレること承知で大々的に告知する企画としました。
ーもしよろしければ詳しい手順を教えていただけますか?
はい大丈夫です。行った手順は以下の通りです。
鶴さんの「オンライン寄せ書き推し活」活用手順
Step1.寄せ書きの実施前にTwitterでリアクションを確認
寄せ書きは自分一人で行えるものではないので、Twitterで寄せ書き企画に対するリアクションを確認しました。少なくとも10名ほどからリアクションを貰えたら実行に移そうと考えていました。いかに多くの方に参加して頂けるかが大切なので、ツイートでは「サービス利用経験有」で企画実行の信憑性を、「スマホで参加可能」「企画運営こっちでやる」等で参加の気軽さをアピールしました。
(以下は実際のツイート)
@あおぎりファンの皆さん
卒業を控えた魂子ちゃんと夏希ちゃんに寄せ書きを送る企画考えてます。参加いかがですか?
オンラインで寄せ書きを集めるサービス(鶴利用経験有)を使うのでスマホでも参加可能。
企画運営こっちでやるので、寄せ書きしたい!って方はリプふぁぼりつで反応くれると助かります〜— 鶴② (@tsuruclover_2) February 22, 2021
Step2.寄せ書き参加募集のブログ記事を公開
次に参加募集のブログ記事を公開しました。信憑性と取っ付きやすさを両立した構成・言葉選びを意識しました。最初の自己紹介では自分のことを知らない人のために「昔からのファンであること」や「推しの具体的な好きなシーン」をあげることで、ファンとしての信頼を得られるよう心掛けました。この募集記事は、企画に関して最も多くの方にご覧いただく場所になると思ったため、特に力を入れて作成しました。
Step3.寄せ書き募集期間中は情報拡散
寄せ書き募集期間は情報拡散に尽力しました。主にTwitterのフォロワーを対象として、リツイートなどで情報拡散していただくようにお願いしました。
参加者が集まるほど「私も参加してみようかな」と思う方が増えると考えたため、募集期間中も「〇〇人の方に参加いただいています!」と随時発信を行い、継続的に参加を募りました。
ツイートやセルフリツイートのタイミングも、通勤通学前・昼休み・退勤後・あおぎり高校メンバー配信後など、Twitter利用者がタイムラインを見ているであろう時間帯を意識しました。結果、夏希ちゃん・魂子ちゃんそれぞれ約140名にも上るファンの方々に参加していただきました。
〖あおぎり高校寄せ書き企画〗
再告知失礼しますm(_ _)m
現在40名以上の参加!ありがとうございます!
人数上限は無いので皆様のご参加お待ちしております🍀#あおぎり高校
【企画詳細】https://t.co/iuJPTauYNI
【魂子ちゃん宛】https://t.co/WHtthevVNM
【夏希ちゃん宛】https://t.co/GwtjyFUpe8 pic.twitter.com/YmmsY5ErQC— 鶴② (@tsuruclover_2) March 17, 2021
Step4.締め切り前からメッセージをチェック
締切の少し前からメッセージを一つ一つチェックし、荒らしや誤字脱字が無いかを確認しました。
Step5.寄せ書きの最終チェック・仕上げ
寄せ書きの締切後、改めてメッセージを全て読み、不備が無いかを確認しました。また、色紙に使用するアイコンと表題メッセージを、仲良くさせて頂いているファンの方に依頼しました。
企画の一部を自分以外の方にお任せすることで、よりファン一同からのプレゼントである印象が強まったように思います。ご協力の甲斐あって色紙がとても素敵に仕上がり、心から感謝しています。
Step6.寄せ書きの発送
締め切り後、発送手続きをしました。同時に、あおぎり高校職員室(運営)宛にWeb版寄せ書きURLと色紙発送の連絡を行いました。
その後Twitterにて、プリント版色紙の発送と到着の報告、プリント版購入案内、夏希ちゃん・魂子ちゃんからのお礼のメッセージ到着など、企画に関する諸連絡を行いました。
Webでお届け(無料)とプリント版を併用
ーWebお届けとプリント版を併用されていたようですが、どのように使い分けされたのでしょうか
元は「データや思い出ではなく形として残る何かを贈りたい」と考えての企画だったので、プリント版の利用を前提としていました。
Webお届けはそれに付随して利用した形です。Webお届け版は無料ですぐに見られますし、お礼のメッセージ機能が使えるのも便利だと思いました。
ー今後、推し活でオンライン寄せ書の活用される方にアドバイスがあれば教えてください。
「ファンの皆様を代表してメッセージを収集・管理する責任感」と、「ファンの皆様が自身の企画に参加してくれたことへの感謝」を心に留めて運営を行うことが大切だと思いました。
寄せ書きという企画は企画者一人では行えません。企画に賛同して参加してくださるファンの皆様がいてこそ成立する、と常に心に留めていました。
そして何よりも「自分自身が企画を楽しむ」ことだと思います。そうすればきっとファンの皆様と素敵な企画を作り上げられるはずです。
配信環境の充実や昨今の情勢から、現在の推し活のメインフィールドはインターネットであると言っても過言ではないでしょう。
アイドルや歌手、タレントなどのインターネット配信進出やYouTuber・Vtuberといったインターネット上を軸に配信する活動者など、そのスタイルは実に多様です。そんなインターネット上で、かつ匿名のまま寄せ書きを作成できるyosettiというサービスは今の推し活のスタンダードになり得るものであると思います。
推しの記念日や祝い事に際して、ぜひ選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
ー貴重なお話をお聞かせくださり、ありがとうございました。(yosetti)